特徴
間伐材や木くずなどのバイオマス燃料を燃焼させて水を沸騰させ、水蒸気でタービンを回して発電します。資源を有効活用し、安定した発電を行うことができます。燃料に含まれる炭素は光合成により大気中から吸収した二酸化炭素に由来しています。そのため、バイオマス燃料を使用しても全体としては大気中の二酸化炭素量を増加させていないと考えることができます。(カーボンニュートラル)
しくみ
バイオマス発電では、生物由来の原料(バイオマス燃料)を燃焼させ、発生させた高圧蒸気でタービンを回すことによって発電します。直接燃焼方式は、木くずや間伐材、可燃性ごみ、精製した廃油などを燃料として使います。木くずなどはペレットという小さい固形状の燃焼物に、間伐材などは木質チップに加工することでエネルギー変換効率を高めることができます。
発電事業開始までのプロセス
計画策定
・発電量シミュレーション
・施設概要設計
・収支計画作成
・補助制度活用検討
手続き・折衝
・地域住民との対話
・許認可、届け出対応
・行政折衝
資金調達
・事業計画策定
・金融機関折衝
・補助金申請
設計・建設
・施設設計
・建設施工管理
・工程管理、調整
運転開始
保守・維持
・メンテナンスの実施